管理職での転職
管理職の立場にある人が転職しようというとき、転職活動がうまく行きやすい場合とそうでない場合があるようです。
管理職としてすでにキャリアを築いている人が、更なるキャリアップを目指して転職するという場合、それまでいた会社や業務実績にもよりますが、比較的良い条件で転職できるようです。
特に、管理職としての経験に加え、MBAなど、マネジメントに関する資格を持っていたり、TOEICなどで英語の実務能力を示すことができると、通常の転職よりも俄然有利になります。
管理職での転職の場合、このように、非常にハイレベルな能力が求められますが、その分見込める収入の増加分も大きくなるのが管理職の立場での転職の特徴でしょう。
逆に、管理職の立場にある人が転職するときに、理解されにくい・うまく行かないケースの一つが、管理職ではなくて現場でばりばり仕事をしたい、という理由で転職を希望する人の場合です。
年齢・キャリアを積んでいくと、会社としては管理職について、後進を指導したりアドバイスを行うことを期待します。
第一線でプレーヤーとして仕事をするほうが楽しみもやりがいもあるかもしれませんが、どこの職種・業界でも、ある程度マネジメントの能力は求められるものです。
第一線でプレーヤーとして活躍するのもよいですが、将来のキャリアアップを考えると、マネジメント能力を鍛えるという意味で、管理職としてのスキルを積むことも考えた方がよいでしょう。